「第23回泉州国際市民マラソン」走ってきました。
一年ぶりに「浜寺公園駅」に降りると、文化財指定の駅庁舎がどこに行ったか姿が見えない。まさか取り壊しはしないだろうと振り向くと、工事用フェンスに取囲まれ、本線高架工事で少し移動?になるらしい。
大会会場 は目と鼻の先、信号を渡るといきなりタイムスリップしたみたいで、前回と何ひとつ変わったところがなくて、何だか嬉しくなってきた。今年は23回大会、会場の装いや運営も質素な感じで、流行りに乗っかった騒がしさもなく、落ち着いた雰囲気がこの大会の個性かもしれない。
松林が続く公園のエントランス沿いに仮設テントが並び、「レストハウス浜寺」は年季の入ったレトロな造り、この辺りはかつて大正から昭和初期にかけ、東洋一といわれた海水浴場のある一大リゾート地で、まわりには瀟洒な別荘が並んで、その面影は今でも残されている。
天気がいいので、ランナーは好きな場所にシートをひろげて、雑然としてるようだが、受け付けや荷物預かりの混雑もなくスムーズで、会場の雰囲気もいたってクールで、
妙な盛り上がり感がない。
スタートはA〜GブロックのまんなかDブロックから、フルのエントリーは招待選手もいれて、5千人くらいか、今回から10キロ競技も新設された。
スタート20分前に召集がかかり、招待選手のアナウンスが始まったけど、前の方は全く見えない。今日は寒くないのが救いで、なんと10時過ぎで気温は15℃のアナウンス、この時期にするとえらく高いけど、ネットではこれ以上は上がらないみたいで、昼からは風も出てくる予報。ラストのブリッジ越えがチラリと頭を掠める。
10キロまでは流れに任せて5分15秒〜5分25秒/kmでまずまずのペース、コースになっているのは湾岸幹線道路の204号線、前回のブログで「26号線を南下」と間違って書いてしまいました。すみません。
30キロ過ぎまでは5,30/km前後のペースをキープして、いよいよ勝負どころのブリッジ越えへ入ると、大阪湾の強風がいっきに吹きつけ、風に押し返されてペースは一挙に落ちる。ほとんど歩きにちかい。風は前、横に方向を変えて吹きつけ、風にあおられペースは取り戻すどころかがた落ち。この登り降りを四回繰り返すって、「まじかよ!」
叫び声も風に吹き飛ばされる。
ブリッジの高さは「大阪マラソン」終盤の橋と同じくらいか?スケールはこちらの方が
でかいかも。それが35キロと40キロ地点にかけて二度も現れる…!
40キロポイントは登りのど真ん中で、いつもなら、あと「ラスト2キロだ!」なのに、登り切ることでだけで、言葉も出ない。下りも使い切った足をかばってバランスを保つので精いっぱい。
「最後の1キロタイムがこんなに長いのは自己ベスト!」
time : 4時間08分08秒 (時計)
(終盤のランナー、ナイスラン!)
帰りはイベントエリアの、可愛いゆるキャラのいる泉州9市4町「物産展横丁」とやら
を覗いて、大きなお餅の入った熱々のぜんざいをいただいたところで、ようやくひと息
ついて、サブフォーは逃したものの、どうにかベストは出せたみたいです。
こんなもんかもしれません。
泉州ええで!走っちゃれ!