2016「奈良マラソン」いよいよスタートです。
円陣をとき「ごいさん」と一緒にDブロックへ急ぐ、ブロックの後ろで
ストレッチしながらトイレに行った「ごいさん」を待つけど、なかなか
戻ってこない。ずっとトイレにも行けずに待たせてしまったみたいで…、
ほんとに申し訳なかったです。ブロックの整列が前につめ動きはじめる
と、合図のピストル音が遠くで鳴っていよいよスタート!
結局、「ごいさん」の姿は確認できなかったけど、たぶん大丈夫だろう。
奈良のコースは競技場を出ると大宮通に出るまで直線の下り坂が1㌔続く、
左折して5㌔の最初の折り返し点までは混雑して前に出て行くのは難しい。
集団のペースは大宮通に入って5.5/kmくらい、少し遅いが無理せずに、
5㌔まではこのペースをキープでいいかもしれない。
折り返して「近鉄奈良」駅前あたりから、沿道は応援の人達でいっぱい。
ここから「奈良公園」にかけ、最初の緩やかな登り坂がはじまる。この坂
が以外と長くてきつい。雰囲気のある公園道路に入ると鹿の姿も見えてき
て、10㌔ポイントから少し下って市街地の「天理街道」の直線道路が15㌔
過ぎまで続く。「大宮通」とこの5㌔がコース中、数少ない平坦な区間で
スピードを上げたいところだが、ここでがんばり過ぎると、この先待ち構
えている山越えで痛いめに会うことになる。
「天理街道」を左折して田園地帯に入っていくと、徐々に高度が上がり、
遠くから聞こえてきました…!
「どお~したんだ!Hey Heyベイビー! 〜 バッテリーはビンビンだ
ぜ!〜 」 大音響で「清志郎」の声が響いている。
これからクライマックスの山越えを前に、「清志郎」とのハイタッチで
ギアを上げるのは「奈良のジンクス」!必勝祈願のようなもの。
それなのに、前を走っていたスレンダーな女性、たぶん海外参加の
ランナーだろう、いきなり立ち止まって、「清志郎」とツーショット、
なんだよ…! 残念なことにハイタッチを逃してしまった!
これで少しツキが落ちたかもしれない。
ここから20㌔ポイントまでのきつい登りが続き、「白川大橋」を渡ると
こんどは長い下り坂、天理市街へと降りて行く。
この5㌔の登りのラップが31分38秒、下り切って戻ってくるまで、
しばらく市街地の平坦なコースが続く。ランナーが交錯する天理市街に
入って「ごいさん」と「びぁーさん」と会えるかもと探したけどランナー
が多すぎて分からない。25㌔過ぎのエイドで、待望の暖かいぜんざいを
いただき復路へ折り返す。
いよいよこのコースのクライマックス25㌔〜30㌔区間の復路の山越えに
かかる。ここが勝負ポイントだと分かっていてもすでに脚が動かない。
まわりのランナーも同様で、ここでペースが上がるランナーまずいない。
登りきった30㌔のレストポイントで「三輪ソーメン」のサービス!、
「暖かい?…」とボランティアの高校生に聞くと、「冷たいです…!」
そうか….、熱ければ「入麺」だ!、すでに思考力もなくなってきた。
「登りはここでお終いで〜す…」 ボランティアの方の声援、その先に
緩やかな登りが見えている…、ようやく登り坂は終了し、25㌔〜30㌔まで
のラップタイムが34分16秒、前回とあまり変わらない。
下り坂に入るとまた聞こえてきました。「清志郎」の「雨上がりの夜空
に」、今度こそしっかり左手でハイタッチできたが、少しバランスを崩し
一旦停止、左ハムスが攣りかけた。
コースはここから右折して、「天理街道」へはもどらずに山側の道を
たどる。この35㌔〜40㌔の5㌔が「奈良」の勝負ポイントなのかも知れ
ない。ようやく「坂」から解放され、これから巻き返しできるか?それと
も力つきて落ちていくか?どうにか現状維持できるか、終盤の大きな
分かれ目、ボランティアの高校生の熱い声援を受け、大勢の応援の人たち
前回もそうだったが、この辺りで前後の間隔が開いてランナーがまばらに
なってくる。サブ4圏内のランナーは行ってしまって、残されたのはサブ4
ならずのランナー達ということなのか?
一段と大きな声援を沿道から受けながら、いよいよラスト2㌔!歓声が
すごい。おまけのに10メートルほど先のランナーが女性のタンクトップの
サンタさん、子供達や女の子の注目の的だ。うしろのおやじもついでに
目立って、嬉しいようで…離れたい?おやじが可愛いサンタを追っかけ
てるみたいで….? 追い越そうとしたが、もう脚が出ないで、そのまま
ゴール!実況アナまで、「まあ!可愛らしいサンタさんが帰って来まし
た…!」だって、確か叫んでいたような…?
*復路の「白川大橋」の上で、「あなたのゴール予想タイム」の掲示時計
があった。これは初めて、このままゴールすると、4時間03分!らしい。
えっ?ほんと? がんばればサブ4いけるかも…?、ウソだろう…、
このペースじゃ届かないはずだけど…、一瞬よろこんでしまったが、
あれは今通過したペースタイムをこのままずっとキープすれば….、
ということなのだろうか?
ゴールタイムは予想どおり見事にはずれて、グロスで4時間20分48秒
リベンジどころか、前回より15分落ちでした。
前走と比較して、どこでタイムを落としたかを見ると、まず最初の5㌔
で2分46秒、35〜40㌔で3分近く遅い。あとの区間も1〜2分遅かった。
今回、2012年のリベンジは出来ながったけど、いい走りは出来たのではな
いかと思っています。少しあまいかもしれないけど、奈良の坂に泣かされ
たけど、痙攣で立ち止まることなく(「清志郎」のところは別として)、
負けずに完走できました。
仲間が一緒にに走っているということも、大きなモチベーションになった
と思います。ブログの読者をはじめ、応援いただいた皆さんありがとう
ございました。さて、次は第40回「新春走ろう会」枚方ハーフマラソン!
来春、成人の日、走ります。