停滞してた台風10号がいきなりUターンして、こんどはスピードを上げて、
日本列島に近づいて来る。
遠ざかったと思ったら急に逆走する台風!
こんなのは稀にあるのか?あまり聞いた事がない。
この台風が通り過ぎたらちっとは猛暑がおさまるのか、
少しは朝晩過ごしやすくなったような気もするけど…、
大阪の二十日以上も続いる猛暑日もこの辺で打ち止めと願いたい。
ブログもこのところお天気の話ばかりで停滞ぎみで、
スターの数にも顕著に表れて…?(ほかの話題でもさほど違わないけど…)
気を取り直して、ちょうど映画「後妻業の女」が封切られたところで、
大阪の作家、もしくは大阪を舞台にした、(共通してる場合も多いけど)
最近読んでおもしろかった小説などを少しご紹介、
大阪ばかりじゃいけないから他にもひとつ、
大阪出身の作家をあげると「織田作之助」をはじめ、
他にも名だたる個性派がごろごろ出てきますが、
最近読んだなかで面白かったのは
リアルな大阪がまんまで飛び出してくるから、
大阪好きにはたまらない「ナニワノワールワールド」。
たとえば、「アメリカ村の三角公園から西へ、阪神高速の高架沿いの
右角の雑居ビルの4階…」とか、(ああ、そこ知ってる!◯◯がおったとこや…)
てな具合で、現存する番地や建物が出てきて、丸出しの大阪弁が展開の速い
ストーリーのなかで小気味よくばんばん飛び出してきて、
そのリアルなノリの良さにぐいぐい引き込まれていく。
あと、「ナニワノワール」ともテーマの深淵で通底する時代的作家で、
読売新聞の夕刊に「R帝国」を連載中の「中村文則」の「掏摸」、「王国」、
「土の中のこども」と、明確なテーマのもとに難解な物語が展開される作品を
一挙に読んだ。「掏摸」は世界各国で翻訳さんている「大江健三郎賞」受賞の
ベストセラー作品。一読あり!
台風のせいでちと涼しくなったから….、
雨でも走りに行こうかなぁ…….?
次の作品も読みたいけど…、
本日のランニング : 10.04km ( 1 : 01 : 44 ) 6'08"/km