滋賀の「高島」から303号線に入ると、雨は小降りになって気温も高いし、天気は荒れ
模様の予報だが、今日はかなり暑くなりそうな気がした。途中「久御山インター」で
「名神」への分岐を間違えてかなり時間を食ったので、この分だと間に合わないかも
知れないと思ったが、どうにか八時過ぎに、会場横の駐車場に入ることができた。
エンジンを切ったところで、入口に立っていた黄色いジャンパーの係りの人が駆け
てきて、小さな声で言いました!
「今日のマラソン中止になったの御存知ですか〜?」
「え~、ほんとに、なんで~⁇」
「強風で中止になりました。二中で参加賞をお渡ししてますから…〜…」
そこに、タイミングを見計らったように、
「本日のマラソン大会は強風のため中止になりました。」
と拡声器から大きな声のアナウンス!
「何でもっと早く知らせてくれなかったの、方法はなかったの? メールか、何かで、
もっと早く!、会場に着くまえに・・・」
中止と聞いて一瞬絶句したが、あまりにも予想外だったので、(強風予報は前日から出てていたが)リアクションもとれない。どうすることもできず、はいそうですかってことみたいだ。
この感覚は新鮮なほど暫くぶりというか、すぐに思い当たらない。
それにしても、朝の五時過ぎから三時間車を飛ばしてやってきて、いきなり中止と聞いて、はいそうですかで、帰れますか?……、納得できますか?
ネットでの中止の発表もなかったみたいだし、地元の人達には伝わっていたのかな~?
あまり詮索したくないけど・・・、前泊してたランナーもいるはず、三時間のドライブはまだいいほうかも?そう言い聞かせる他に仕方ない。
しばらくクルマから出る気にもならなかった。またフロントガラスに雨がパラパラ落ちてきた。会場グランドは閑散として、白いテントだけが風に煽られバタバタ音を立てていた。
すぐに帰る気にもなれないし、あいかわらず風は強いが、「小浜」の町を一回りしてみることにした。今日は日曜だから港の漁協はお休み。それでも卸売市場の魚屋さんが何軒か店を開けている。朝干しのカレイにハマチやスズキの丸物はずいぶん安い。しばらく市場をうろついてと、皮肉なことに天気はどんどんよくなって陽も射してきた。
「小浜湾」
このまま走らないで帰ると、時間をかけ捲いてきたテーピングもムダになりそうだが、
「小浜市街」を今から一人で走るのも、ちと恥ずかしいし、これ以上長居をしても
仕方ないので、さっさと帰ることにした。
二時頃大阪に戻ると、眠たいのがまんして河川敷まで走りに行った。このストレスは走らないとどうにも収まりがつかない。スローペースで10km走って、どうにかこうにか気持ちの整理がつきました。
本日のランニング : 10.3km ( 01 : 04 : 06 ) 6'12”