先週の「ダイトレ」に続いて連続の4 時起床の日曜日、
曇り予報が前倒しで雨になるかもしれないと、気になる天気も
予感は見事に的中して、雨は夜半から降り出していたようだ。
「大阪」から「小浜」まで車で2時間半。5 時過ぎ家を出発して、「名神」、
「京都東」インターから湖畔の国道161号線経由で「今津」、そこから
国道303号に入り「若狭」へ抜ける。
その間、雨はずっとフロントガラスを打ち付け、外は靄がかかったように
白く沈んで、これから走りに行くというのにモティベーションはどこかに
隠れたか、そのニオイも湧いてこない。
第35回OBAMA若狭マラソン大会。3年前に次いで2 度目のエントリー、
地元の小学生から大人まで、3㌔、5 ㌔、10 ㌔、ハーフの4種目に、
参加者総数は三千人あまり、地元「福井」がやはり圧倒的に多いが、
あと「滋賀」、「京都」、「大阪」、「兵庫」の順で、
ハーフは男女あわせて千人くらいか、雨で少し減るかもしれないが、
ちょうどそれくらいがいい人数かもしれない。
「北川」の堰堤に菜の花が咲きほこり、若狭の春風に吹かれて疾走する!
ほぼ直線に近い折り返しコースは走りやすくて、高タイムが出やすいのも
この大会の人気のひとつだが、そんなキャッチコピーも天気が良くてのこと‥‥‥、
「小浜」に着くと一旦雨はあがったものの、スタート時間に合わせたように
また降り始めた。
スタート5 分前
かるくアップして、まだ身体も温まってないけどスタートラインに並んで、
スタート直前になってやっぱりウインドブレーカーを着ることにする。
小雨だけどこの雨はやみそうもない。
「南川」、「北川」、を渡って折り返し、「北川」沿いの直線コースに出ると、
風にあおられた雨がまともに吹き付けてきた。おのずと風をさける対抗姿勢で
なかなかペースもつかめない。
折り返しの10 ㌔過ぎまでは我慢の走りで、ぶっちぎりで折り返してきたトップの
ランナーにシゲキされ、どうにか㌔5 分半をキープ、14~5㌔あたりで、
追い風に変わったことも手伝い、いつもはきつくなるところで少しペースが上がる。
㌔五分までアップしたが、そのあとはまたもとのペースにダウン。
それをどうにかキープで勢いっぱい。
あと2 ㌔の橋までもどって来ると、以外にも前後にランナーがいない、
人数も少ないとこんなもんかと‥‥、 最後のキツいところで妙なことを
気にするもんだ〜と思っていると‥‥、GOOL!
time (グロス) 1 時間56分31 秒
「道の駅若狭熊宿」
帰り仕度がすんでもまだ雨は止みそうになく、帰路も同じコース、
国道27号線から、303号線経由で、通称「若狭鯖街道」から「近江」の「今津」、
「滋賀県」へと抜ける。
途中、「鯖街道」のかつての宿場町「熊宿」の「道の駅若狭熊宿」に立ち寄り、
「小浜の干物」などを仕入れて、雨の旧街道をスピードのなかったレースを
振り返りながら、その反動みたいに車をとばす。
この大会のもうひとつの人気の秘密?は、エントリー料金が安いことで、
ハーフで2500円、おまけにユニークなデザインのTシャツと、NHK
「朝のテレビ小説」、「ちりとてちん」にも出てきた若狭名産の「塗箸」
までついてくる。マラソン人気に乗じてエントリー料金の値上げが多い昨今、
「小浜市」をはじめ地元協賛企業のこの努力は賞賛に値する。
朝ドラ「ちりとてちん」は2007 年~2008 年にかけ、前半は「小浜」が舞台で、
ヒロイン「喜代美」役が「貫地谷しほり」、頑固な若狭塗り箸職人の父「松茂豊」、
母「和久井映見」、祖父は今は亡き「米倉斉加年」、とシブいキャスティングで、
「喜代美」は高校を卒業すると大阪にとびだし「徒然亭若狭」という落語家になる
というストーリー、後半は大阪が舞台で、落語家「桂吉弥」とか師匠の「徒然亭草若」
役の「渡瀬恒彦」とか、一門の展開がおもしろい。
はなしをもどしますと‥‥‥、他の大会も見習っていただき、
極力無駄なものは省いて、エントリー料は便乗値上げなどしないように
各位みなさんにはがんばって頂きたい。
あるベテランの市民ランナーがその著書で仰っていましたが、
フランスあたりとくらべると、我が国のマラソン大会のエントリー料は
まだまだ、高価いようでございます。