*南海電車「浜寺公園」駅舎は国の有形文化財、建築家、辰野金吾の作で、私鉄最古の駅舍。
2月15日、第22回泉州国際マラソン、18回大会まで制限時間が、
4時間30分と関西ではレアな大会で、今では5時間に緩和されて
エントリー数も増えた。「福知山」のあと今シーズンのメインと
楽しみにしてきた大会だが、12月の右足の故障で半ば出場は諦めていた。
今年に入って以外にはやくジョギングが再開でき、走れるものなら、
タイムはともかく、完走めざし「走ちゃろかい‥‥」と、
最後の判断を3日前までのばしていたが、一週間前にほぼ違和感がなくなると、
このままならいけるかも知れないと、すでにその気になっていて、
新しいW社の機能性タイツも新調して決行することにした。
コースは大阪の南部、「浜寺公園」をスタート、大阪湾沿いの9市4町を貫く
国道26号線を南下し、関西国際空港につながるりんくうタウンまで、
最後のハイライトで、2本の大橋の折り返しのアップダウンが待ち受けている。
国際レースとあって、外国人の参加も多く、ゲストはあのソウルオリンピック
マラソン代表の「中山竹通」さん。
「浜寺公園」はレトロな駅舎の写真にもあるように、かつては「東洋一の海水浴場」
といわれた「浜寺海水浴場」や遊園地のある大阪のリゾート地で、
松林の奥には瀟酒な別荘が並んでいた。「関東の湘南、関西の浜寺」と
いわれていたらしい。
このところ最初の入りの5㌔を飛ばし過ぎて、最後に失速という悪いかたち
をしっかり修正し、最初の5㌔は28分とおさえ、10㌔で27分にもどすと、
「岸和田」の「だんじり太鼓」の後押しにも助けられ25㌔までキープでき、
新調タイツの効果もあり、まづまづ30 ㌔までは順調で右足の違和感もなかった。
ただこのタイツ、確かに膝あたりの安定感はいいものの、いまいちその上、
太もも、腰にかけてかなりの圧迫感があった。それは慣れの問題と思っていたが、
ちょうど大橋の最初の登り、32㌔付近でいきなり左足の太ももに痙攣が起きた。
おもわず立ち止まってコースをはずれ、軽く屈伸しはじめると、ますます締めつけ
られる感じで‥‥‥、たいがいしばらくして治まるのだが‥‥‥、
その時、このタイツちょっとキツイ‥‥‥?と思った。
やっと走り出せたが、止まっているより、歩いているより、走り出したほうが
まだ楽な感じで、それもよくわからない。
最初の大橋を越え二つ目を渡ったあたりで二度目の痙攣、まえと同じように、
太ももが締め付けられる。折返して40 ㌔付近、まわりに歩いてるランナーも
いるけど同じようなペースで、また痙攣が起きないように、それだけで精一杯。
最後の坂を下ってラスト1㌔、最後にがんばるランナーにどんどん抜かれて、
ここにきてまた三度目の痙攣が両足の太ももに起きる。
まさか、ここまできて‥‥‥、堤防の壁に向かってストレッチしながら、
一瞬いやなことを考えてしまったが‥‥‥‥、
そのあと、どうにか走り出して、GOAL!
完走したものの、これまでのワースト2のタイムに終わった。
新しいタイツの効果は?いったいどう機能したのかよくわからない。
身体の箇所により、効果がプラスとマイナスに分かれてしまったような気もする。
今度のタイツは最初から締め付け感が相当あったのはたしか、
この圧迫感の強弱のレベル設定と好みのバランスはむづかしい。
それぞれ人によってかなり違うと思う。どちらかと言うとソフトなのが好みだし、
タイツ自体あまり好きなほうではない。それからすれば、
今回のタイツはやっぱりちょっとキツすぎたのかもしれない。
それでも、効果もあったのか、右足の故障はどうにか回復したようだし、
いよいよ三月!ようやく寒さも遠のく気配だ、
つぎは、春の風に吹かれに「若狭路」辺りに走りに行こうか‥‥‥‥!