すっかりと晴れ渡った青空に、ぽっかり浮かんだ白い雲、今日は成人の日。
大阪長居競技場のトラックと長居公園の周回路をつないでのハーフマラソン。
祭日とあって、公園は少年野球やウォーキンング、犬の散歩に囲碁、将棋、
長居公園はいろんなひと達が、いろんなことを好き勝手にやっている、いかにも
大阪ぽい処で、公園周回路の一周3㌔+トラックで6 周回する。
リザクゼーション系のスポンサーが「健康なライフスタイル×ランニング」の
テーマで朝から競技場内でセミナーが開催され、同時に10 ㌔、ファミリー3 ㌔、
ハーフ、と3 種目の競技が行われる。ランナー総数も2000 人足らずで、
ハーフは900人くらいと参加人数も適度で、運営もリラックスしたムード、
若い女性の姿が目立つ。
ゲストも「横山ルリカ」、「ペルピー貴子」(タレント)、「ウルフルケイスケ」
と華やか‥‥‥。
長居競技場というと、女性ランナー憧れの「大阪国際女子マラソン」の開催地、
「セレッソ大阪」のホームグラウンドで、こってり、どっぷり「OSAKA」です!
「ドーレ、シモン、野口、渋井、赤羽、」と歴代チャンピオンの名前が浮かぶ、
そのトラックからスタートとなると、「フルに向けた調整‥‥」なんて、
云ってられないくらい、テンションもじんわりとあがって、
集合時間が過ぎても何のアナウンスもないので、ホールで待機しているランナーが
しびれを切らせて、ぞろぞろ勝手にトラックへ出ていく、そのあたりは、
さすが、浪速っ児に、泉州っ児、もっといっぱいか‥‥‥?、
こんなんでいいの‥‥‥?って感じだが、
やっとアナウンスのバカでかい音が聞こえてきても、
スタンドに反響しまくって、何を言ってるのかさっぱりわからない。
慌てた係員がマイクもなしに通訳してると、
いつのまにかストレッチ体操が始まっている。
ふりむくと、スタンドの上のほうで、インストラクチャーのお姉さんが
飛び跳ねていた。いったいスタート地点はどこなんだと思っていたら、
「ウルフルケイスケ」が台に上がってニヤニヤしながらピストルを構えている。
陸連の係のひとが「4 レーンまでに入って!!!」と横から大声を出すと、
いきなり「スタート10 秒前!」のコールで‥‥‥、「ドーン!」とSTART!
トラック2 周半で外に出て行く。競技場の強いビル風をうけて先頭が
あっというまに見えなくなると、同じレベルのランナーが前後にかたまって
ながい列になっていく。
周回を3 ㌔を走って、トラックに帰ってくるたびにモチベーションもあがり、
給水はトラックの出口にあって、ボランティアのおばさまが、
「はい!おとうさん???‥‥がんばって‥‥」、
「お、おとうさん!‥‥‥って」、
2 周目、3 周目と、毎回このおばさまが水をさし出してくれる!
トラックに帰ってくるたび、ペースを上げたくなるのをガマンして、
「おとうさん……がんばって!」に励まされ、また周回へ出て行く、
周回路には係員や警備のひとがポイントごとに立ってはいるものの、
他にもいろんな人達が大勢いて、飼い主の手を離れた「ダックスフンド」
がよちよち前を横切ったり、自転車がとびだしてきたり、
ボールがどこからか転がってきたりと気が抜けない。
右足の様子はここまで変わったところもなく、無理せず5分/㌔を
キープできている。スタートも押さえぎみだったし、
3 周、4 周と前のランラーについていき、トラックに帰ってくると、
毎回、押さえるように言い聞かせて、いよいよラスト2 周、
「おとうさん、がんばって!‥‥‥」にも、「ありがとう‥‥‥‥!」と
すなおに応えて、あと1周、
周回コースは折り返しとちがって、先頭ランナーがうしろから、
追い越して行くので、スピードの違いやフォームを見ることができる。
さすがに違いを見せつけられても、ギアチェンジはしない‥‥‥できない!
ラスト1 周に入って、また女性ランナーに追い越されたところで、
すこし追っかけたのか?、スピードが変わると同時に右足に鈍い違和感、
すかさずペースダウンしたが、きわどい感じでもどらない。
ここで、6 分/㌔を越えていたかもしれない。
それでも、そのままキープしてトラックへ入って、GOAL!
6回目、「は〜い!、おとうさん‥‥‥、ごくろうさん!」、
最後に、おばさまからビタミン飲料をいただいて、おとうさんもお礼に!
『ありがとう‥‥‥!、「おとうさん!」で、がんばれたわ!‥‥‥』
* アナウンスや誘導など、いろいろ改良点もあると思いますが、
大きな会場で、参加人数、スペース等、ゆったりと余裕があって、
ファミリーからベテランのランナーまで楽しめる、
いい感じで適当なところが気に入ったいい大会でした。
* finish time ( 1 : 49 : 19 )